2018年1月28日日曜日

PINE64を買いまして。


まずはじめに、

今回はCG関係ありません。

ググってここに来たら、だいたい購入希望か困ったときの対処かと思います。

悩んだら 参考にしていただけると嬉しいですが、アドバイスは出来ません。

購入は こちら

購入を考えている方

・Android Stickなどで十分かどうか。
・目的が本当にそれで良いのか。(Raspberry PiやTinkerBoardなど他にもあります。)
・十分にトライできる根性と知識があるのか。
がこれを購入するにあたってどのマシンにするかの鍵ではないかと思います。

私の用途

・メインやサブが処理ぎりぎりになった場合のネットブラウザマシン
・環境をぶっつぶせる環境勉強用のマシンとして


結論から言うと「Arch Linux Debian ArchLinux入れるわ」です。(2018/1/28 31 2/28現在) 

何故かと言うと、ネットをするにあたって色々当たりましたが、オチがこれです。。
何故にそんなOSを選んだのかというと、勉強のためと普通にどれくらいできるのか知りたかったからです、めちゃくちゃ勉強になった気がしました()

外見は


という感じで約縦14cm、横7cmとミンティアサイズにまで押し込められたRaspberry Piと比べると少々大きいです。

スペックはARM Cortex-A53、Mali 400、DDR3、GbitEth、Raspberry Pi互換のGPIOピン(公式:PINE64.org)です。

んで、お値段は
PINE64 1GB本体 ¥2980
5V3A microUSB出力アダプター ¥700
microSDカード 16GB ¥1150
ワイヤレスキーボード&マウス ¥1822
Wifiアダプター (家にあった旧世代) ¥0
送料 ¥500
計 ¥7152でした。

なので、購入する用途が

・自宅へのVPNやSamba、CUPS、NginXなどを用いた常時起動でありつつも低パフォーマンスでもよいサーバ
・Linuxの練習機
・IoTのなんか(詳しくない)
・子供向けのマシン
・安くでTVに繋げれるマシン
といった点かと思います。
ですが、扱いが難しいので、本当の初心者はRaspberry Piの方がいいです。

ロボットなどの組み込みにおけるPINE64は

・ボード自体の大きさの問題
・積んでいるGPUが 画像処理に適していない問題
・wifiなどの無線規格が違法または合法のものは搭載すると大きくなる可能性がある問題
があるため普通にRaspberryPiを買うことをおすすめします。
コスパで画像処理以外の性能がほしいのであればありかもしれません。
ですが、基本aarch64というほぼサポートされていないCPUということをお忘れなく。

それ以外で

・本当に最低限で良くて、sshからでいいし、パワーそんなにいらない場合はNanoPi
・パワーが欲しいし、USB3.0ホストも欲しい、多少の不便は眼をつぶる場合はRock64
・安いx86_64の場合はLattepanda
かと思います。

私がこれについて困った点

まず、何故かddコマンドで出来ないという点です。
Debian Stretchという私の環境だけかもしれませんが 、ddもアクセサリにあるDiskからも出来ませんでした。
諦めて公式らしい焼くツール使いました→PINE64 Installer

そして、OpenSUSEを焼きました。
CLIから始まりました、GUIを入れようと画策します。
ググって「zypper in patterns-xfce」とか入れようとします。
ダメでした。
何度もググりまして、「pine64_config.sh」 で入れれることがわかりました。
「Problem occured during or after installation or removal of packages:
 Installation aborted by user.」って出ました。
これは「同じ名前のものがあるけど良いの~?」って聞いて自動でインストしている為勝手にNoと言ってキャンセルされるからです。
取り敢えず、viとかemacsとかでshの中身見て、必要なコマンドだけ持ってくる。
これで全部yesって答えて、ちゃんとコマンドが打てていればreboot後、GUIが出ます。

その後、wifiの有効化を図ろうとしましたが、デバイスマネージャーはないですし、ネットブラウザはない。おまけになんかzypperのGUIツールが動かない。

諦めました☆

ArchLinuxを焼きました、OpenSUSEが嘘かと思うほど全部そこそこすんなり行きました、GUIもwifiも 。
ですが、Firefoxを開くだけでも非常に固まる雰囲気がしましたし、タブちょっと開くだけですぐ1GBのRAMを使ってしまいました。
軽いoperaもaach64なのでダメでした。
また、ソフトウェアのインストールにあたってpacmanでインストールできるものとAURでインストールするものに分かれます。
そして、AURでインストールする場合はrootユーザではダメです。
普通はrootでしますからね、コメント読んでませんでした。



ここで諦めのDebianさんを使います。
使用してみるとあまり変わらない気がしました。RAMもCPUも全く使っていないのですが、フリーズする感じでした。
あまりうまく日本語環境が整っていないことを考えるとArchのほうが安定性があるように思います。
システムの容量を増やしたり、セキュリティを高めたりするためにwikiに書いてあるコマンドを忘れずに。

続いて、Androidも試しました。
起動の遅さとwifiアダプタのドライバがない(ググるとBeagleBoardで試した方のブログがありました、コンパイルすると行けるっぽいです)こと、物理ボタンとターミナルの都合によりシャットダウンが出来ないことにより断念。
以前x86_64マシンや仮想マシンでも試したことがあるのですが、 起動の遅さは全部同じです、スマフォのような常時起動をメインにしているためと考えます。

同じAndroid系列であるものの開発が終了しているRemixOSも試しました。
起動は遅くなく、シャットダウンがきちんと出来、Androidと違い、操作性は非常に良いです。
ですが、wifiが同じように対応していませんでした。
同じ使用目的で対応しているネットワークを使用するのであればありかと思います。
サポートはありませんが。

どうにでもなれとRaspberryPi向けのOSを焼こうかと思ったりしています。
Raspberry Pi3とはGPUの差以外は見受けにくいかと思います。

最後に

今回は制約上あまり良い印象ではありませんでしたが、どのOSも性能のあるマシンだと色々出来ますので、ありだと思います。
また、お遊びであったり組み込みであったりするとデバイスの仕様上、色々良いことが多いかと思います。
そして、今回は目的と合わなかったために使用しなかったOSがありますが、目的を考えるとx84_64では多分見かけないOSがあります。
FalconGateとか何それと思いましたが、 サイバーセキュリティ向けのOSでハッカーやマルウェアからデバイスを保護するものなんてありました。
1万円以下で構築できるコンピュータなので、興味があればお財布に手を突っ込んでみてはいかがかと思います。